大上競馬場(秋田県)
1917(大6)年〜1939(昭14)年

新潟県の南西部
雪深い上越地域に位置し一方を日本海、三方を越後の山々に囲まれた村
平鹿郡阿気村(現:横手市)は優良な農地に恵まれ
古くから
農業を基幹産業として栄え
沼館駅(現:廃線)前付近は
荷物の
集散地となり賑わっていた



第3回
ダービー優勝馬「フレーモア号」はこの地で誕生した

第3回東京優駿大競走(第1回〜第6回までは「東京優駿大競走」というレース名にて施行)≫
1934(昭9)年4月22日>東京競馬場
1着:フレーモア(牡3)>騎手:大久保 亀治
黒鹿毛>生産者・土田農場(秋田)>厩舎・尾形藤吉(東京)>馬主・土田荘介
父:シアンモア 母:アステリア



館合村の
土田農場産馬で当時の経営者である土田荘助氏は自費で競馬場も開設

1917(大6)年:
県南競馬会と名付け、大上競馬場(土田農場)で競馬を開催した
秋田県畜産組合からは賞金も交付された


1932(昭7)年:開催は
秋田県競馬組合に移管され、地方競馬として続いたが


1939(昭14)年:
軍馬資源保護法が公布されたのを期に廃止に至る



秋田県平鹿郡館合村